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泉美木蘭
2020.7.14 22:47

妊婦さんはPCR検査を希望してはいけません

妊婦に対して、全額補助のPCR検査がはじまるそうだが、
産科医の室月淳氏が、

「けっして希望してはいけません。
いまの状況で無症状の妊婦さんに万が一『陽性』がでても、
9割以上が非感染です。
それにもかかわらず、強制的に指定病院に入院隔離させられ、
帝王切開となります。
術後も赤ちゃんと2週間隔離、強制断乳となります」

との注意喚起を行っている。
そんなことになっているのかと、読んだだけで凍りついた。

「万が一『陽性』がでても、9割以上が非感染」というのは、
罹患頻度が0.1%にも達しない現在の状態で、
コロナPCRの感度70%、特異度99%で計算すると、
「陽性」の反応が出た人のうち、
本当にコロナに感染している人は10人に1人以下という計算が
成り立つため。

また、「強制的に指定病院に入院隔離、帝王切開」は、
日本産科婦人科学会など3学会が呼びかけているらしい。

分娩時間を短くするためだそうだ。

強制的にお腹にメスを入れられるなんて、
あまりに恐ろしすぎる。

しかも、産んだ赤ちゃんと2週間も引き離され、
強制断乳とは。

出産初期の母乳には、超高濃度の免疫物質が含まれていて、
無菌状態の子宮から出てきた赤ちゃんは、
母乳を通してこの免疫物質を受け取ることができるから、
生後数か月を感染症から守られる、これは妊婦、産婦の常識だ。

実際に、母乳育ちの乳児は、インフルエンザや肺炎などの
感染症にかかる確率が低いというデータもあるという。
無症状陽性、しかも擬陽性の可能性も高い状態で、
その大事な人生最初の免疫物質を与えさせないとは、
一体どういう医学的知見なのでしょう。

しかも断乳って大変ですよ。
赤ちゃんが吸わなくたって母乳はどんどん作られてゆき、
乳が張って熱を帯び、痛みも出るし、母親はそれを
自分で絞って、むなしく捨てなければならなくなります。
赤ちゃんの健康に関わる大事な母乳をです。

恐ろしすぎます。
妊婦さんは、不安を煽られてPCR検査を希望してはいけません。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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